船外機を正しく選ぶ・使う
船外機に関する主なトラブルと原因・使用方法・点検等・幅広くご紹介しております。
船外機の運搬・保管方法
運搬
ここでの船外機運搬は、車中搭載を想定しています。車のスペース上、船外機は横置きとなるので、特に燃料漏れに対して注意を必要とします。
- 1. ニュートラルにてエンジンを停止し、エアベントスクリュウを締めます。
- 2. 燃料コックを閉じます、もしくは、コネクターを外します。
- 3. 船外機をボートより取り外し、立てた状態でギヤケースの水を排出します。
- 4. 船外機を立てた状態にて車まで運びます。
- 5. 船外機を取扱説明書に明記してある方向に寝かせ車に載せます。船外機の下にはクッションとなる毛布等を敷きます。
- (注)船外機が車中にある限り火気厳禁です。ノースモーキングは当然。運搬中はガソリンの臭いに留意し、もしも臭いがしたらチェックのうえ対処します。
保管
船外機を長持ちさせるには、保管前の手入れと保管状態がポイントとなります。
- 1. 冷却水系統を洗浄し、完全に排水します。外側も真水で洗い、乾布にて拭き取ります。
- 2. 電装品を乾布にて拭きます。
- 3. 燃料タンクの燃料は勿論のこと、キャブレタまでの燃料を抜き取ります。
- 4. スパークプラグを外し、プラグ穴よりエンジンオイルを少量注入しリコイルスターターを数回引きます。
そしてスパークプラグをリセットします。 - 5. エンジンオイルを交換します。(4サイクルエンジンのみ)
- 6. ギヤケースオイルを交換します。
- 7. プロペラシャフトにグリスを塗ります。
- 8. 各摺動部、ボルト類にグリスを塗ります。
- 9. 湿気が少なく、直射日光の当たらない所に直立しておきます。
- ※(3)、(5)及び(6)項は販売店やサービス店に依頼するほうが好ましい。